学校長から

岩手県立盛岡第四高等学校 校長 川﨑 広幸

  盛岡四高は、昭和39年に創立され、今年度60周年を迎える全日制普通科高校です。建学の精神を四大綱領〈誠実・敬愛・大志・真理〉として継承し、地域に貢献できる知・徳・体の調和のとれた人間を育成することを目指しています。
 本校の特徴を三つ紹介します。
 まず45分×7時限の授業です。一コマの時間が短い分高い集中力が求められますが、「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業を展開し、質の高い学びを実現しています。大学への進学を希望する生徒がほとんどですが、授業をとおして進学実績を着実に伸ばしています。また、放課後の部活動の時間を十分に確保され、文化部も運動部の県内のみならず全国で活躍しています。
 第二に、毎日の10分間の朝読書です。朝読書により、読解力が身につくのはもちろん、気持ちを落ち着け一日の学校生活を始めることができます。また朝読書は、その後の授業に対する効果があると言われており、全校で実践しています。
 第三に、姉妹校である沖縄県立八重山高校との生徒交流です。平成8年度から生徒の相互交流を行っており、ホームステイなどを通して交流を深め、異文化を体験し、他校では決して得られない感動と宝物を得ることのできる事業となっております。コロナ禍で行き来できない年には、オンラインで交流を続け現在に至っています。
 以上三点本校の特徴を紹介させていただいましたが、本校は「型にはまらない自由な校風」と言われてきました。これは、生徒の自律した言動と自らの道を切り開く気概により引き継がれてきたものです。今後も教職員と生徒が大志を持って共に励み、充実・発展させていきたいと考えています。
 今年度も教職員一同、全力で教育に当たりますので、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

                  
                                          令和6年4月


令和5年度 盛岡第四高等学校 学校経営計画 (PDF)